10年ぶりにマクドナルドに行ってみた
ふと、気が向いたのでマクドナルドに立ち寄ってみたのだけど、考えてみると最後に行ったのは約10年前。
ダイエットのためにマック断ちする!!
と10年前の私が言ったのかどうかは覚えていないけれど、特にマックに行きたいという欲求が起こらず、気がついたら、アイムラビンと無縁の人生を送っていた。
なぜ私はマクドナルドに行かなくなったのだろう?
高校生のころは、毎日のように友達と通っていたのに。私の地元にあったマクドナルドは当時「ドリンク飲み放題」だった。高校生でお金のなかった私たちは、ドリンクとみんなで1つだけポテトを頼み、それで3時間くらい居座っていた。
はっ、今気づいたのだけど、そういう私たちのような高校生のせいで、マクドナルドは不振になってしまったのかもしれない。
今さらながら、すみません!
でも、当時のマクドナルドは本当に私たちのオアシスだった。ウィーアーラビンだったのである。
それなのに、10年も行かなくなってしまった理由はなんだろう。
単純にハンバーガー欲がなくなった?
これはあると思う。大人になると、ハンバーガーのランクは急激に下がるという不思議な現象が起こる。
あれだけ好きだったのに、こんなに人気が下がってしまうのは、小学生の時に足が速いという理由だけでモテていた男子とハンバーガー、それとガブ飲みミルクコーヒーくらいだろう。
でも、ハンバーガーを10年間まったく食べなかったわけじゃない。
モスバーガーやフレッシュネスには何度も行っている。ロッテリアの絶品チーズバーガーにハマったこともあった。
マクドナルドよりも美味しいものがたくさんあることで、自然とマクドナルドの順位は下がり、ついには私の中でランク外になってしまった。私の胃袋の選択肢からマクドナルドが抜けてしまったのだ。
じゃあ、どうして高校生のころはあんなにマックラバーだったのか。その頃だってモスバーガーもあったじゃないか。ドムドムバーガーなんてイカすお店もあったけど、やっぱりマックが一番だった。
値段。
最終的に行かなくなった理由は、単純にこれにつきる。
私は今日、恵比寿の小洒落たレストランでお昼を食べたが、コーヒー付きの日替わりランチが850円。
一方、夕食にしたマクドナルドは、せっかくなのでグランドバーガーとかいうデカいのを頼んだら、ポテトとドリンク付きで890円。
なぜ今のマクドナルドはこんなに高いのか?
これじゃあ高校生にとって、マクドナルドはちょっとした贅沢じゃないか。マックはそんな気合を入れていく場所じゃないぞ。
高校生のとき、吉祥寺にシェーキーズというピザ屋があって、食べ放題でたしか1000円。私はお金がないなか、お財布と相談しながら、たまーの贅沢として気合を入れて友達と行ってたのだけど、現代っ子たちにとってマックはそんな感じの存在?
たしかに今日行ったマクドナルドに高校生客は1人もいなかった。
場所柄だったのかもしれないけど、サラリーマンと中国人観光客らしき集団ばかりだった。
高校生がわーきゃーしている場所。ママと子供がハッピーセットでハッピーになるところじゃない。それが私の中でのマクドナルドの勝手なイメージであり、大人になってから遠ざかっていた原因の1つでもあるのだけれど、それにしても高校生不在のマクドナルドは淋しすぎる。
10年ぶりに食べたマクドナルドのハンバーガー。もはやこんな大金を払って食べるようなものじゃないのはわかっているけれど、思いっきり頬張ってみる。
う、うめー!!
なんだろう。10年たっても変わらない味なのです。老舗の洋食屋さんのナポリタンとは違った意味で、進化していない、悪い意味で変わらない味だけれども、やっぱりマクドナルドって美味い。
人間の悪の部分を刺激するような、盗んだバイクで走りだしたり、悪そうなやつがだいたい友達になったり、ボディフィールズエグジットここからきっといつか動きたくなったり、とにかく青春の味。ジャンクな美味さでは、まだまだどこにも負けてない。
10年ぶりのマクドナルド、うまし!!
そんなわけで、意外と美味しくまた10年たったら行こうと思ったのだけど、私がただただ願うのは、私のころのようにマクドナルドがまた高校生たちの聖域となってくれることなのである。
高校生が「毎日だり〜」と言いながらコーラをちゅうちゅうストローで吸ったり噛んだりしている。そんな光景こそが、マクドナルドのあるべきすがたなのじゃなかろうか。
というようなくだらんことを書くのが、今週のお題「私がブログを書く理由」