給食の時、イジメで一人ぼっちにさせられた話です
給食の思い出。
私の通っていた小学校では普段は班に分かれて6名ほどが机をくっつけて食べていました。
ただ、毎週水曜日は自由に机を移動して食べてよく、仲の良い子たちが集まってワイワイガヤガヤと給食を楽しめるという粋なルールがありました。
子供心にこれが楽しみで、仲が良いクラスメイトと牛乳が吹き出すくらい笑いながら食べた給食の時間は、いまでも忘れられない良い思い出です。
しかし、小学生というのは時に残酷で、「みんなで食べよう。でも、あの子は一人だけ仲間ハズレにしよう!」みたいなことを言い出す奴が出てきます。
私は特にイジメられっ子ではなかったのですが、その時のタイミングが悪かったのか、ある時、仲間ハズレの一人にされてしまいました。
30人いるクラスメイトで、男子も女子も29人が机をくっつけて給食を食べている。そして、1人ポツンと教室のスミでコッペパンを頬張る私。
明らかに異様な雰囲気なのに、先生は何も言いません。
この時まで、私は先生のことが好きだったのですが、「あれ?何も言わないの?」とはじめて不信感を募らせました。若くてかっこいい男の先生で、はじめての担任だったというから25歳くらいだったのかもしれません。なんでも私たちに自由にさせてくれました。
でも、こんな自由はちょっと違うんじゃないか?
涙がこぼれそうになるのを抑え、とっさに「このままじゃずっとイジメが続くかも」と思った私は、このイジメの首謀者だったクラスメイトのAくんに向かっていき、教室に置いてあった先生用のでっかい三角定規でそいつの頭を何度も殴りました。
急な私の反撃に同様したのか、Aくんは黙って殴られ続けていました。先生は私を止めようとしましたが、私はAくんが泣くまで二等辺三角形の45度の部分で殴り続けました。それ以来、私のクラスで誰かを仲間ハズレにするようなことはなくなりました。めでたしめでたし。
、、、ただ、この後、私の親に死ぬほど怒られて、ちょっとトラウマだったりもするのだけど。
んで、この話を思い出すたびに思うのは、子供の頃は学校の先生って、まるで神さまのようなすごい存在だったけど、大人になった今となって考えると、人間として未熟な面も多いんじゃないかなーということ。
そもそも多くの先生は社会人経験のないまま、いきなり何十人もの子供たちを任せられてテンパらないはずがない。きっと私が1人ぼっちにさせられてた時、先生もどうしようか苦悩しまくっていたのではないか。そうであってほしいし、そう思うのです。
とはいえ、私のように自分で解決できればめでたしですが(もちろん暴力で解決した子が良いわけはなく)、ずっとイジメに悩んでしまっている子も多いはず。その時、先生が新米だからとアタフタしてイジメを見過ごすのは決して許されない。きっと教職やらで一生懸命に勉強はしてきたのでしょうけど、1人の大人として考えたときに、少し物足りなさを感じてしまう。本当に世間を知っているのか。それを生徒たちに伝えられるのか。
だから、やっぱり子供達の一番の見本となる先生という職業は、少なくとも社会人経験が何年かあるような人になってもらいたいと思うのですが、、、どーでしょうか
今週のお題「給食」
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